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海女島

【作品概要】

約三千年の歴史を持ち、素潜りで漁をする海女は独自の文化を持ちながら海とともに生き、鳥羽志摩の沿岸地域においてなくてはならない存在である。そんな海女が今、海女文化と共に消滅の危機にある。

本計画は、藻場の形成、アワビの養殖を始まりとし、持続可能な海女文化の構築を図るものである。

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保育公園

【作品概要】

対象地となる市街地(神戸)の課題として、「待機児童問題」と「子供たちの遊び場の減少」があげられる。そこで、市街地の住宅近くで園児を拾い保育施設まで送り届ける送迎バスを走らせることを考えた。

保育公園という名の送迎バスの待合場所を設計し、さらに拠点となる保育施設に遊び場を作り出し、遊びの空間を地域に開放し共有することで市街地の課題を解決する提案とした。

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非日常から日常へ

【作品概要】

愛護センターの多くは殺処分の影響もあり迷惑施設に位置づけられている。動物愛護センターは多くの人に認知してもらうことで動物殺処分減少を願うものの、市街地に存在しないため地域から閉ざされている。こうした現状から自治体主体から地域で支える仕組みへと変える必要があると考える。そこで、「愛護を活かす・愛護が見える・愛護を知らせる」という3つの視点で建築的にアプローチを行うことで、地域と愛護の関係が現在よりも密接な関係にできるのではないかと考えた。本提案は、地域から閉ざされてしまった愛護センターが地域に溶け込むことで、地域住民が動物愛護に自然と向き合えるような計画を行う。

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透明なまち

【作品概要】

当時都市の防火を第一に考え、メインストリート沿いに防火建築帯が建設された。しかしながら、現代において防火建築帯は表側のメインストリートと裏側の木造住宅地を隔てる絶壁となっている。表と裏の隔たりをなくすことで、都市のなかに歴史的遺産である防火建築帯を溶け込ませる。

廃れていく防火建築帯の存在価値、これからの防火建築帯の在り方について提案する。

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伝統を漉く

【作品概要】

和紙は日本が誇る伝統工芸品である。歴史は深く、紙漉き技術の伝来は日本に固有の文化を生み出した。しかし、時代の変化による技術の進歩は現代人が求める低価格・大量生産を可能にし、紙漉きとそれに関わる地域の生業は衰退の一途を辿っている。同時に文明の利器は人々から自然を引き離し、人々の対話は上辺だけのものに聞こえる。先人たちが築き上げてきた紙漉きの伝統技術を生かして新たな生業の形を提示することで、かつての生業の風景を錯綜させ、地域の再興を図ることは出来ないだろうか。本計画は紙漉きをはじめとする三つの生業を介して地域住民の意識改革を促すことで伝統技術の継承を試みる計画である。

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